フタバスズキリュウ
福島県いわき市
側溝の蓋を見て「あ!」と思った。フタバスズキリュウだ!
そういえば、フタバスズキリュウの化石が発掘されたのはいわき市だったか。忘れかけていた思い出がぼんやりと記憶の底から浮かび上がってくる。
わたしがまだ小学生の頃だった。日本で初めて恐竜の化石が発見された、しかも発見者は当時高校生だった鈴木さん、というニュースは衝撃だった。
フタバスズキリュウが発見された大久川上流域ではアンモナイトの化石も多数発見されていて、いわき市アンモナイトセンターでは発掘体験ができるそうだ。
いわき市内の側溝の蓋にはほかにも塩屋埼灯台とカモメ、ウィンドサーフィン、大空を舞うカモメのデザインが見つかった。
傷んでいるものが多くほぼ無傷で色もきれいに残っているものはなかなか無い。きれいな側溝の蓋を探すのは、歯だけ、体の一部だけは見つかるがなかなか全身骨格が出てこない化石発掘みたいでおもしろかった。