2024年11月22日(金)

鷄足神社

福島県南相馬市鹿島区北海老林崎

玉

社号標の石柱にも鳥居の扁額でも「鶏」の字の「鳥」が「隹(ふるとり)」になっているのを見て「雉足神社」だと思っていた。奇しくも、ここに来る途中に田んぼを横切るキジ(雉)の姿を見たところだったのだ。

子供

境内に由緒書きの類が見つからないので「鷄足」と言う不思議な名前の由来はわからない。

南側に開けた田んぼから階段を上った墳丘の上に社殿が建っている。そのおかげで津波の被害は免れたようだ。厳めしい顔つきの狛犬がお堂を守っている。

向かって右の狛犬が持っている毬が籠彫りで竹細工のようになっているのが珍しくて写真を撮ってきた。中に赤い球のようなものが見えるが暗くてよくわからない。

台座の字は紀元二千六百年記念(昭和15年(1940))に地元の国防婦人会が奉納したと読める。どちらも吽形に見えるのは、戦時下の苦しい生活に歯をくいしばって耐えている表情なのか。

ここでは12年に一度の酉年に海水でご神体を清める神事「浜下り(はまおり)遷宮祭」が行われる。直近の酉年(2017年)にも震災の影響で開催が危ぶまれる中、復興や地域の発展を願って盛大に実施されたそうだ。