2011年5月8日(日)

川井八雲神社

東京都西多摩郡奥多摩町川井717

参道

昔、岡山の吉備津神社に行った時に、参道の石段を登っていて何とも言えない違和感に襲われたことがある。通常は階段を上りきると目の前に門や鳥居があるものだが、そこでは(当時の日記に寄れば)「階段が門に食い込んでい」て、登り切らないうちに横も上も門になってしまい、圧迫感に息苦しくなってしまったのだ。

舞台

川井八雲神社の石段を登っていて、20年以上前のあの経験を思い出した。ここの場合は、門をくぐると言うよりも、建物の床下からモグラのように顔を出す、といった感じが何とも言えず不思議な雰囲気だ。

階段を上りきった正面には、さらに拝殿へ登る階段があり、その両側がスタジアムの階段席のようになっている。振り返ると、門の上には大きな舞台が設えられており、ここで奉納される歌舞演劇をみんなで楽しむというわけだ。

今調べてみると吉備津神社のそれは、門ではなく「割拝殿」というものだったようだ。わたしにはとてつもなく衝撃的な出会いだったのだが、HPやBLOGで先に書いたような違和感に触れている人は誰もいない。さて、ここ川井八雲神社の参道で、あなたはどんな感想を持たれるのだろうか。

東京都教育委員会の説明板 | 小丹波熊野神社