2011年11月3日(木)

清正公

東京都港区白金台1-1-47(覚林寺)

鎮守 清正公大神儀

目黒通りと桜田通りの交差点には「清正公前」という名前が付いている。清正公とは虎退治で有名な戦国時代の武将・加藤清正のことか。「前」というから、鎧甲を着た立派な銅像でも建っているのかと思ったが、どこにもそれらしきものが見あたらない。

木彫り

しばらくキョロキョロして、区画整理中らしき一角に「鎮守 清正公大神儀」と彫られた大きな石碑を見つけた。寛延四年(1751)の銘がある。その奥にあるお寺(覚林寺)が、通称・清正公(せいしょうこう、せいしょこさま)なのだそうだ。

山門をくぐると立派な清正公堂が目に入った。お寺なのに神社様式のお堂には、加藤清正像や位牌が祀られている。建物を護っている猛々しい龍や獅子の彫り物はなかなかの迫力だ。強面の獣たちはほかの神社仏閣でも見られるけれど、戦国武将に所縁と聞くとことさらに迫力ある面持ちに見えるから不思議だ。

港区教育委員会の説明板