2012年3月4日(日)

カトリック神田教会

東京都千代田区西神田1-1-12

マリア像

古い建物はわかりやすい。それぞれが、住んでいる人、使われる役割に応じた顔をしている。一番の例は教会だろう。時代による様式の差はあっても、皆一様に「教会らしい」たたずまいを見せてくれる。

聖堂

築地教会と並んで都内では最も古いカトリック教会の一つといわれる神田教会の聖堂は現在が三代目。マックス・ヒンデル(Max Hinder)設計によるルネッサンス・ロマネスク様式の建物で、昭和3年(1928)に建てられた。

正面に三連のアーチ窓と十字架。側面にもステンドグラスをはめた縦長のアーチ窓をずらりと並べた姿は、誰がみてもカトリック教会だとわかるだろう。

鉄骨鉄筋コンクリート造だが、中世の石造りの建物のような雰囲気も漂わせている。周りを見なければ、外国旅行に来たように思う…かな?

わかりにくい建物