2012年4月15日(日)

錦乃原櫻草園

埼玉県さいたま市西区大字二ツ宮

桜草

一見ただの空き地にしか見えない所に「サクラソウまつり」の幟がはためいている。確かに、黄色いノウルシに混じってピンクの桜草がきれいに咲いているけれど、まつりに来ているらしい人影が見あたらない。

管理小屋から出てきたおじさんも手持ちぶさたな様子だ。

錦乃原桜草園

かつてはここにも天然記念物に指定されたサクラソウの自生地があり、昭和8年に評論家の徳富蘇峰が「錦乃原」と命名したのだという。その後、戦争による食糧難のため開墾されて自生のサクラソウは姿を消し、現在の桜草園は有志が植え育てて往時を再現したものだそうだ。

保護のためロープで囲われてはいるけれど、比較的間近に花を見ることができる。人がいないのでゆっくりできるのもいい。

今日は荒川に沿って、JR武蔵野線鉄橋下にある田島ヶ原のサクラソウ自生地を目指して走ってきたのだが、間違えて川越線の所まで行き過ぎてしまった。引き返す途中に見つけたのがこの錦乃原桜草園。怪我の功名というか、無駄に走ったことにならなくて良かった。

田島ヶ原サクラソウ自生地