2012年5月26日(土)

千住宮元富士

東京都足立区千住宮元町24-1 千住神社

千住宮元富士

登山道の入口には、危険防止のため7月1日の山開きの日以外には登らないように、との注意書きがある。すぐ裏には民家が迫っているので、覗かれないようにという配慮もあるのだろう。敬意を払って下からお詣りだけして帰ってきた。

狐

小さな富士塚がたくさんの石碑で埋まっている。「明治百年登山記念」と彫られたものもあったので、近年まで富士講の活動は続いていたようだ。

富士塚を右手に見た参道正面には見上げるほどに大きなお稲荷さん(狐)が社殿を守っている。尾を立て天を仰いだ躍動感のある姿で、(崩落防止の)網ををかけられ、出してくれともがいているように見える。昭和三年(1928)の御大典記念。

富士塚を守る浅間神社の神使は猿だが、一見したところでは姿が見えなかった。今にも網を食い破って出てきそうな狐を恐れて逃げてしまったのかな。

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