2012年8月20日(月)

京王線地下化

東京都調布市国領町3-18付近

国領1号踏切跡

昨日(8月19日)から京王線の国領−調布間が地下化されて、18ヵ所の踏切が無くなった。駅も地下になり、ホームドアが設置された国領駅や布田駅は都心を走る新しい地下鉄さながらの景色になった。

柴崎4号踏切

左写真は開かずの踏切として有名だった狛江通りの国領1号踏切跡。切れ目無く続く真っ白なガードレールが目に新しい。偶然とはいえ、この踏切(跡)の写真に車が一台も写っていないなんてことは今までには考えられなかったことだ。

新宿側の地下入口は国領駅と野川の間。調布警察署裏の柴崎4号踏切(残存)と国領図書館前の柴崎6号踏切(廃止)の間で地下へ下りている。野球ゲーム盤の消える魔球さながらに線路がガクンと落ちて、下り電車が地下駅になった国領駅へと吸い込まれていく。

切替前日の終電後、ほんの10時間足らずの間にこれだけの大穴を開けて切替を完了した技術力に敬服する。おおかたの工事は既に完了していて最後に蓋を外しただけというようなことなのだろうけれど、そこまでの準備や切替後の調整作業など、何をどうしたらこれだけのものが短時間にできあがるのか素人には皆目見当も付かない。

朝目を覚ましたら電車も線路も消えていた。まさに消える魔球を見たような興奮は、まだしばらく続きそうだ。

踏切があった頃 | ちょうふネットテレビにアップされた切替工事の様子