国領駅の踏切
東京都調布市国領町4-55付近
この夏、いよいよ京王線国領−調布間の地下化が実現する。平成14年(2002)に計画が発表されてから10年。完成は平成26年と言われていたが、それは地上施設の撤去・整備も含めての話。線路の切り替えは、8月19日に実施される。
国領駅前の国領1号踏切を渡る狛江通りは、いつも踏切渋滞で混雑していたけれど、それもしばしの辛抱だ。車体を傾け、レールに車輪を軋ませながら列車が通過する国領2号踏切調布側の急カーブも、もうすぐ見納めになる。
これに関連して国領駅周辺の景観は随分と様変わりしてしまった。商店街は大きなビルに建て替えられ、マルゲン(鋸工場)やJUKI(ミシン工場)は移転、駅の布田側にあった広い畑でも宅地開発が始まった。ことさらに昔を懐かしむ気はないけれど、かれこれ半世紀以上も京王線の走る姿を見てきたので、それがなくなってどんな景色になるのか楽しみでもあり不安でもある。
踏切や線路脇の道には、いつも電車を見ている子供や赤ん坊をあやしているお母さん、おばあさんがいたものだったけれど、みんなこれからはどうするのかな。
(京王線の風景) 国領駅北側 | 国領駅南側 | 国領駅布田側の畑 | 相模原線折返し所 | 調布駅 || 地下化完成後