2012年9月27日(木)

歴史公園 史跡東山道武蔵路

東京都国分寺市西元町2-16

歴史公園

隣の施設からお年寄りたちがひなたぼっこに集まってくる。この公園は平成16年(2004)に移転した市立第四小学校の跡地。この中には子供さんをこの学校に通わせた方もいるかもしれない。

SX281

その小学校が出来る前、おじいさん、おばあさんも生まれていなかった遙か昔、ここには東山道武蔵路(とうさんどうむさしみち)という幹線道路が通っていた。小学校の移転に伴う発掘調査のあと、遺跡は埋め戻されてこの公園の下に保存されている。

中央の草地の部分が道路面、左右(東西)に二本ずつ走っている線は側溝の跡を示している。その側溝跡に重なるように殺人事件の現場検証みたいな跡が見える。埋め戻した遺跡を復元したもので、東側にあるのは道路に沿って建っていた竪穴住居の跡、西側のそれ(右写真)は何かの祭祀がここで行われた跡だと推定されている。

おばあさんたちはそんなことを知ってか知らずか、午後の日を浴びて静かに微笑んでいる。お年寄りたちの思い出も、遺跡に残された古代の記憶も、ここでは表に現れることなく静かに眠っている。

間に一区画の住宅を挟んでこの北側には、実際に歩ける道として東山道武蔵路の跡が残されている。車道の何倍もある歩道となったその遺跡は必見だ。

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