東京の重心
東京都国分寺市富士本3-19-11(富士本90度公園)付近
東京の重心は国分寺にあるという。厚さの均一な板を東京都の形に切り取り、都立国分寺高校近くに指を立てて下から支えるとうまくバランスがとれるというのだ。右の写真中央の電信柱のあたりがその地点だ。
上に土を盛れば西に傾き、住んでいる人を載せれば東に傾くだろう。杉並区の大宮八幡宮も東京のへそ(中心)を名乗っているが、あちらはどういういわれだろうか。
重心地点は住宅地の真ん中にあるので、近くの公園に説明板が立っている。公園の名は「90度公園」。園内には今も現役の「90度井戸」があり、災害時には給水拠点として利用されることを期待されている。
それにしても、90度井戸とは凄い名前だ。温泉でも湯温が90度もあるところは少ないぞと思ったら、公園の敷地が道路に沿って90度に曲がっているからその名がついたという冗談のような命名だった。