2012年10月5日(金)

東大農場

東京都西東京市緑町1-1-1 東京大学大学院農学生命科学研究科附属生態調和農学機構

東大農場

良く晴れた昼下がり、小さい子の手を引いた若いお母さんたちが、何組か楽しげに門をくぐっていく。ミニ遠足気分でお昼を食べようか、というところだろうか。構内の注意書きにも「幼児多し 構内10km/h」とあるから子供連れで遊びに来る人が多いようだ。

建物

のんびりと牛たちが草をはむ景色を想像して来てみたけれど、よく見れば「牧場」ではなく「農場」。学生たちが研究をする農地が広がっている。

構内にある建物はみな木造で、昔々の開拓農場のような景色だ。木造二階建ての学生宿舎には人影がなく、さすがに現役を引退しているのかと思ったが、大学のホームページによれば「主に学生の宿泊実習等に利用され」ているという。今の若者が見たら目が点になるんじゃないかな。

構内の農場博物館には、昔懐かしい瓶の牛乳が展示してあった。昭和30年代に、この農場で搾った牛乳を販売していたことがあったという。東大生が育てた牛の乳だから、飲むと頭が良くなると評判だったそうだ。

映画「ALWAYS 三丁目の夕日」やNHK朝の連続テレビ小説「梅ちゃん先生」など、昭和を懐かしむのがはやっているけれど、それとはまた違った味わいのある風景がここにもある。

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