玉川兄弟墓所
東京都台東区松が谷2-3-3 聖徳寺
浅草からの帰り道、大通りを避けて裏道をウロウロと走っていると、控えめな門構えのお寺の前に黒い看板が立っているのが目についた。おなじみの東京都教育委員会の文化財説明板だ。
傍らには「水の恩人 玉川兄弟顕彰碑」と彫られた石柱。玉川上水の開削工事を担当した玉川兄弟がこのお寺に眠っているという。
玉川上水の流路は多摩川の羽村堰から新宿・四谷大木戸までだから、関連する史跡の類はほとんどがJR山手線より西側にある。多摩川兄弟がどこの生まれか、はっきりとはわかっていないらしいが、羽村にある兄弟の像の印象が強かったので、まさか遠く離れた都の東に墓所があるとは思わなかった。
こういう意外な巡り会いがあると、散歩は楽しい。