2012年10月11日(木)

ヒガンバナ

東京都府中市四谷4-1周辺

稲架(はさ)

社会人になってまだ何年も経たない頃、九州出張から帰る新幹線の窓から黄金色に輝く田んぼとそのあぜ道を真っ赤に彩るヒガンバナを見たことがある。東へ進むにしたがって稲は青くなり、ヒガンバナもその色を失っていく。あの赤い色は豊作を祝っている色なんだな、そんなことを思ったものだった。

畦

ヒガンバナといえば田んぼのあぜ道に咲く花、というわたしのイメージは、実はこの時に出来たものなのだ。

府中の四谷地区では、東京では少なくなった田んぼとヒガンバナの組み合わせを今も見ることができる。今年は開花が遅かったので、収穫の終わった稲の稲架(はさ)掛けとヒガンバナが並ぶ景色になってしまった。

あの後、九州出張は飛行機で行くようになり、今はもう出張にも旅行にも行かなくなってしまった。列車の窓から季節の移り変わりを見るような旅を、また、してみたい。