2013年2月5日(火)

すずめのお宿緑地公園

東京都目黒区碑文谷3-11-22

竹林

碑文谷には7年前に一回来たことがある。その時は「ただの竹藪だ」と思ってパスしたのだけれど、今日は武蔵小山で筍の碑を見てきたのでその関連で再訪してみた。散歩の途中でそこに寄るか寄らないかは、ほんの些細なタイミング次第だったりする。

すずめと少女

「すずめのお宿」と名前が付いているけれど、主役はスズメではなく竹林だ。目黒はかつて、都内有数の竹の子の産地だった。その記憶を今に伝えるために公園の半分ほどを占める竹林が残されている。

目黒のタケノコは、産地としてだけでなく、目黒不動尊の前で営業する料亭の筍飯としても有名だったという。目黒の名物はサンマばかりではなかったのだ。

そんな筍飯も大正時代には廃れ、竹林も宅地化の波に押されて消えてゆく。

高浜虚子が消えゆく目黒の名物を惜しんで詠んだ句が残されている。

目黒なる筍飯も昔かな

説明板 | 孟宗筍栽培記念碑