2013年2月1日(金)

石橋供養碑

東京都大田区石川町2-8

ポケットパーク

中原街道が呑川を越える石川橋と、その北の石川台交差点、交差点を曲がった道が呑川を渡る柳橋の三点に囲まれたポケットパークに二つの石碑が建っている。

呑川

一つは安永三年(1774)に建てられた石橋供養碑だ。以前、調布から品川まで品川道の跡を探して走ったことがある。この周辺でもその痕跡となる石造物をいくつか見つけた。この石碑は中原街道の橋を供養するもののようだが、品川道に合流する要所として、往来する多くの人々の交通安全を願って建てられたのだろう。

植え込みを挟んでその背中側、呑川に面した石碑には「清流の復活」と大きく彫られていた。再生水を使った呑川の環境整備事業を記念したものだが、残念ながら脇を流れる呑川はそれほどきれいになったようには見えない。水辺の生きものたちも帰ってきているのかどうか。

清流の復活事業といえば玉川上水の例が思い出される。ただ再生水を流すばかりではなく、水辺に緑を増やし、コンクリートではなく自然に近い川岸の景色を取り戻して欲しいと思うのだがいかがだろうか。

石橋供養碑の説明板 | 清流の復活の説明板 || 2007年の品川道探検