2013年3月15日(金)

萩原タケ女史の像

東京都あきる野市五日市411

萩原タケ女史

今年のNHK大河ドラマは「八重の桜」。主人公の新島八重は、夫である同志社の創立者・新島襄が「生き方がハンサムな人」と称したとされる女傑だ。

ドラマは序盤だが「女だけれど鉄砲が好き」という面ばかりがクローズアップされているような印象があって好きになれない。好きになれないからちゃんと見ていなくて誤解しているかもしれないが、アメリカでも銃規制が議論される時代にこういう演出はどうかと思う。

このドラマをきっかけに「ハンサム・ウーマン」という言葉を知ったのだが、それに当てはまる人が五日市にもいたことを思いだした。日本赤十字の創生期に活躍し、世界初のナイチンゲール記章受賞者となって「日本のナイチンゲール」と呼ばれた萩原タケだ。

まだ女性の地位が低かった明治時代に世界を舞台に活躍した彼女の生き方は、看護婦としてだけではなく、自立した働く女性として、その後に続くすべての女性たちを導くものとなった。

彼女の胸像はかつての五日市町役場(現在はあきる野市役所五日市出張所)玄関前に建っている。その向かい側、五日市中学校に石碑の建つ五日市憲法草案とともに、五日市の誇りといえるだろう。

胸像に添えられた萩原タケ女史の略歴 | 五日市憲法草案の碑