2013年5月21日(火)

辻切り

千葉県市川市国府台3-11-9 国府台天満宮

西の辻切り

気持ち悪いけどカワイイ、そんな憎めないキャラクターを今の若者は「きもかわいい(キモかわ)」と言う。40年前にはそんな言葉はなかったけれど、1969年に放送が始まったセサミストリートのキャラクターたちは、キモかわの元祖ではないだろうか。

国府台天満宮

ヤギ目のカエル「カーミット」とか、目玉を振り回して(!)クッキーを食べ散らかす「クッキーモンスター」など、当時はどう見ても普通には見えなかった。

国府台天満宮にほど近い江戸川に面した崖のヤブの中で、クリクリ目玉がキモかわいい藁の大蛇に出合った。これはこの地方に伝わる「辻切り」という風習で、川向こうからやってくる災いを見張っているところだ。国府台の東西南北、四方の辻で4体の大蛇が睨みをきかしていて、ここは西の辻にあたる。

国府台天満宮に設置されている説明板には、お役目前の大蛇が並んで出番を待っている写真がついている。セサミの仲間たちがガヤガヤと集まって話をしている様子にそっくりだ。

市川市教育委員会の説明板