稲刈り
東京都西多摩郡檜原村笹野(本宿720付近)
山ばかりの檜原村には平地が少なく、水も冷たいので稲作は難しかろうと思うのだが、実は一ヶ所だけ田んぼがある。その、村で唯一の水田が稲刈りの時期を迎え、収穫された稲が稲架掛けされた風景に出会った。
稲にはまだ緑が残り、農家の方々が周りで忙しく立ち働いている。まだ収穫されて間がないようだ。稲を刈った後の空き地には薪の束が並べられて、冬支度も始まっている。
学校教育や市民のための体験水田(及び皇居)を除いて、23区内にはもう田んぼはないらしい。市部でも農家が経営するある程度以上の水田が見られるところは、八王子、町田、府中など、そう多くはないだろう。
東京では珍しくなった風景に、思わぬところで出会うことができて、今日はとっても得した気分。頑張って山登りをしたご褒美かな。