2014年10月10日(金)

三頭橋

東京都西多摩郡奥多摩町川野716 付近

正面

小河内ダムから奥多摩湖畔を走って、真っ赤な峰谷(みねだに)橋、黄色い麦山橋、クリーム色の深山(みやま)橋とカラフルなアーチ橋を渡ってきた。最後の三頭(みとう)橋は、これまでとは違った特徴的なデザインをしている。

側面

正面には三頭山とヤマドリをあしらった立派な扁額が掲げられ、親柱の三段になった波のようなデザインは三頭山をイメージさせる。側面の吊り材は鉄骨ではなくケーブルが使われて軽やかな印象を受ける。ニールセンローゼ橋という形式だそうだ。

昭和45年(1970)竣工(※)。奥多摩周遊道路の開通に合わせて昭和48年(1973)に開通した。

さあ、ここから奥多摩周遊道路。奥多摩湖ともお別れして山登りが始まる。風張峠まで13km弱、標高差はおおよそ600mだ。振り向いて見ると、優美に見えた橋の姿がこれから登る急峻な山の姿に見えて、思わず身震いがした。

※ 昭和44年(1969)完成とした資料も多かったのですが、東京都建設局西多摩建設事務所のHPを参考にしました

奥多摩周遊道路料金所跡にある奥多摩周遊道路の説明板