喜多院のしだれ桜
埼玉県川越市小仙波町1-20-1
まだソメイヨシノは咲き始めたばかりだというのに、喜多院の境内にはたくさんの出店が並び、早々とシートを広げた花見客もちらほら。境内を進むと、江戸城から移築されたという庫裡の前でしだれ桜が満開だ。
その奥には三代将軍徳川家光誕生の間のある客殿、書院と紅葉山庭園。庭園に咲くしだれ桜は、家光公お手植えだそうだ。と言ってもこれは二代目。さすがに350年以上前に植えた桜が今まで生き延びるのは難しかろう。
名前の通り秋には素晴らしい紅葉に彩られる。団体でくる紅葉に対して、桜は2本だけでも十分に美しい。さすがにスターの風格と言うか、桜には誰も敵わない。
せっかく拝観料も払ったことだし、ゆっくりと文化財を見学し、美しい桜をいつまでも見ていたいのだが、自転車乗りには時間がない。後ろ髪を引かれる思いで喜多院を後にした。
(参考)2015年の東京の桜開花宣言は3月23日、埼玉(大宮)は3月26日でした。