(2014年3月17日(月)) | 2014年4月5日(土)

喜多院

埼玉県川越市小仙波町1-20-1

多宝塔

川越は観光地だ。「小江戸」なんていう洒落た冠もついているし、土産物屋も沢山ある。今までに散歩で訪れたあちこちとは、ちょっと気分が違うのだ。

鐘楼門

わたしが思う「観光」には「動く」イメージがある。文化財や珍しい風物などを「見て回る」。郷土料理を「食べ歩く」。名産やおみやげを求めて「お店をめぐる」、などなど。

川越観光の中心地、桜満開の喜多院には大勢の花見客が集まっていた。外から来た観光客はあっちを覗きこっちを見てと動き回っているけれど、地元の人たちはブルーシートを広げてどっかりと座り込んでいる。その対比が面白い。

観光地にだって普通に暮らしている人はいて、学校に行き、職場で働き、晩ご飯のおかずを買いにスーパーに行く。文化財だからと珍しがりもせず、桜があればそこに集まって花見をするだけ。そんな当たり前のことを、新鮮に感じた花見風景だった。

(参考)2014年の東京の桜開花宣言は3月25日、埼玉(大宮)は3月26日でした。

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