人里の桜
東京都西多摩郡檜原村人里1605
人里バス停のしだれ桜はもう終わっていると聞いてきたけれど、集落に近づくと、遠くからもよく目立つ大きなしだれ桜が目に入った。新緑が眩しい山の景色に紅一点。あぁ、これが最後の桜かな。
ここまで来る途中にも、何本か印象的な桜を見てきた。時期的に花が終わってしまった木が多かったけれど、街で見るソメイヨシノの並木とは違った味のあるしだれ桜が多かったように思う。
檜原村では昭和43年に「花いっぱい運動」を展開して、村内各世帯に3本ずつ、計4,000本の桜を配布したことがあるという。今見られる桜の全てがその時のものかどうかは定かではないけれど、村を明るくしようという心は引き継がれて、今もきれいな桜の咲く景色を見ることが出来るのはうれしい。
都民の森まで行く脚力はないけれど、山の空気は満喫して適当なところで戻りたいときっかけを探していたので、ちょうどいい折返しポイントになった。「ロケ終了。撮れ高OKでぇす。」って感じかな。
(参考)2015年の東京の桜開花宣言は3月23日でした。