2015年7月10日(金)

船の科学館 と 測量船「昭洋」

東京港 (視察船「新東京丸」より)

船の科学館

青海埠頭に豪華客船が停泊している。フジテレビ本社ビルをも凌駕する巨大さはビックリだが、煙突のように見える展望塔の大きさもアンバランスでおかしい。

測量船「昭洋」

言うまでもなく、これは船ではなく船に模して建てられた船の科学館本館だ。充実した船舶関係の展示と展望塔から見る港の景色が楽しめたのだが、2011年の震災後に老朽化を指摘されたため、現在は本館での展示を休止して縮小営業中だ。

全長200m余り。まわりのビル群と比べるとその大きさは荒唐無稽でマンガチックかと思われたのだが、有名な豪華客船クイーン・エリザベス号は全長300m弱。世界最大といわれるオアシス・オブ・ザ・シーズは全長361mもあるそうだ。展望台のアンバランスさを除けば、全然普通の大きさだったのね。

お台場の沖合いには、海上保安庁の測量船「昭洋」が停泊していた。今も火山活動を続ける西之島での、噴火後初の海底調査から昨日帰還したばかりだ。聞いて一瞬?となったのだが、今年5月に噴火騒ぎがあったのは屋久島に近い口永良部島。西之島は2013年11月の噴火で新島が出現し話題になった小笠原諸島の火山島だ。その後も続く火山活動で新島は旧島を呑み込み、今も拡大し続けているという。どんな調査結果を持ち帰ったか楽しみだ。

陸から見た船の科学館