瀧神社
福島県南会津郡只見町大字只見字上ノ原
大きな幟がはためいている。今日は地域のお祭りの日。運のいいことに拝殿の中に上がらせていただいた。
正面の欄間にはみごとな彫刻。神職らしき方が「(江戸時代初期の名匠)左甚五郎の作といわれています」と言うと、隣にいた方が、「…に、関係のある方らしいです」と訂正する。「誰もまだ見つけたことがないのですが、どこかに猫が彫られているので探してみてください」。それが眠り猫なら「左甚五郎作」の証拠になる、ということなのだろうか。
まわりの壁には武将や富士山、妖怪退治などさまざまな内容の奉納絵図が飾られている。明治から昭和まで年代もさまざまだ。人々の信仰の歴史が見られて興味深い。
ところで、先ほどの彫り物の真ん中に掲げられていた額には「奉納 明治四十二年九月十日」と書いてありましたけど…。