道の駅 大谷海岸
宮城県気仙沼市本吉町三島94-12
最初のエイドステーションは道の駅 大谷(おおや)海岸。気仙沼港をスタートして17km。まだ、1時間も走っていないので「えっ、もう!?」という感じだが、この先もこのペースで休憩が出来るので、かなり楽だ。
エイドステーションのテントの脇に献花台が設けられていた。そのすぐ目の前には広々とした太平洋。何事もなかったかのように静かな海だ。
あとから写真を見て気付いたのだが、献花台の下に黄色い点字ブロックが見える。ここは、あの日津波に襲われた気仙沼線大谷海岸駅のプラットフォームの跡なのだった。駅があった頃は、日本で一番海水浴場に近い駅として知られていたという。
沿岸部を走る気仙沼線は津波で大きな被害を受けた。手前の駅、陸前階上(はしかみ)との中間点付近には、今も重機がうなりを上げる裸の空き地が広がっていた。
今も復旧の目途が立っていない気仙沼 - 柳津(やないづ)間は、バス(BRT)による仮運行が行われている。もう鉄路は戻らないのだろうか。そして海水浴場は、どうなるのだろう。
※ 2021年3月に新生道の駅「大谷海岸」としてリニューアルオープン、大谷海水浴場も再開しました