2016年2月5日(金)

八雲神社

東京都府中市分梅町1-18-5

彫り物

国分寺から南へ下るのに、車の多い国分寺街道や府中街道を避けて、その西側の裏道をうろうろと走ってきたら分倍河原に出た。そういえば以前、「唐獅子牡丹」の八雲神社が新しくなったと教えて下さった方がいたのを思いだして、ちょっと寄ってみた。

天王塚古墳

と言っても、境内の記念碑によれば建て替えがあったのは8年も前の平成20年(2008)。時の経つのは早いものだな。

境内の雰囲気は変わっていなかったけれど、驚いたのは、700年前の板碑を飲み込んだ樫の木がレプリカになっていたこと。テーマパークで観るようなフェイクをこんなところで見るとは思わなかった。

何か新しいネタはないかと本殿の覆屋を覗いたらおもしろいものを見つけた。立派な彫り物で覆われた本殿の下、龍と一緒に鶏冠をつけた鶏のような動物が顔を出している。鳥の祖先は恐竜だといわれているけれど、まさか、昔の人もそれを知っていたのだろうか。龍から鳥へ進化する途中のような姿がおもしろい。

よっぽどのことがなければ同じ場所を何度も訪ねることはないのだけれど、こういう発見があるならほかにもどこか再訪してみようかな。

八雲神社「天王さま」の歴史 | 元応の板碑(レプリカ) || 前回の訪問(2007年)