2016年5月2日(月)

妙見宮七星殿

東京都西多摩郡日の出町平井3963 東光院

ヤマツツジ

「妙見山」は山だった。訪問前はお寺の山号だと思っていたのだが、管理する東光院の山号は「瑠璃山」。山頂には「標高二百八十五米(九百四十一尺) 北緯卅五度四十四分・東経百卅九度十六分」と書かれた標柱が立っている(※)。

七星殿

東光寺に自転車を置き、合目標を数えながら急な山道を登っていく。この時期、例年なら参道に沿って咲くヤマツツジがみごとだということだが、今年は残念ながら見頃を過ぎてしまったようだ。

頂上には、この辺では珍しい韓国様式の極彩色に彩られた七星殿が建っている。韓国で初めてこのカラフルなお寺を見た時に、マンガチックな感じがして安っぽく思ったことを思い出す。

ところが、日本のお寺や仏像も昔は極彩色だったことがあるらしい。年月を経て色が落ちてきたのだが、塗り直すのにお金が掛かる事や古さをありがたがる考え方などのために、現在見るようなモノクロというかセピア色というか、そんな状態になっているのだという。最近は彩色復元する例もあるようだ。

振り返ると平井川、秋川周辺に広がる市街地の眺めがいい。日が落ちればきれいな夜景が見られるのではないかと思うけれど、残念ながら自転車散歩に夜景は縁がないのだった。

※ 国土地理院の地図で見ると標高は220mちょっとのようですが…

復興記念碑 | 韓国のお寺(梵魚寺)