螢雪天神
東京都新宿区赤城元町1-10 赤城神社
赤城神社の拝殿に向かって左側にある神楽殿は、正面に賽銭箱が置かれ「螢雪天神」と書かれた提灯が下がっている。境内社も兼ねた斬新なデザインだ。
天神さまといえば学問の神様。そこに「螢雪」と来れば、ははぁとなる。「螢雪時代」は旺文社が発行する大学受験専門誌だ。この神社は戦災で焼けた天満宮を旺文社の寄進によって平成17年(2005)に再建したものだそうだ。
隈健吾の設計監修による再生プロジェクトにより平成二十二年(2010)に装いを一新した神社境内は立体的な構造になっている。もう一つの境内社である赤城出世稲荷神社へは螢雪天神の下を潜って奥へ進む形になっていて、天神さまは空中に浮かんだように見える。受験の神様として、まさに「落ちない」を体を張って現しているのだ。
境内の説明板 || 赤城神社 | 赤城出世稲荷神社ほか