2018年2月9日(金)

八ツ山跨線線路橋

東京都港区港南2-17-1(京王品川ビル)付近

京王品川ビル

1954年公開の初代ゴジラは身長50mだった。そのゴジラが東京湾から上陸した品川・八ツ山橋の脇には、地上19階、高さ92mの京王品川ビルが建っている。あんなに大暴れしたゴジラがこのビルの半分の大きさしかなかったなんて、現地に立ってみると唖然とする。

跨線橋

映画に登場した東海道のアーチ橋は架け替えられてしまったけれど、ゴジラに投げられた京浜急行の跨線橋はまだ現役でがんばっている。昭和8年(1933)に完成・開通したワーレントラス橋で、橋の下をJR山手線や東海道線が通過する。

線路は橋を中心にS字を描いてカーブしている。駅も近いので電車は減速をしていて、鉄道ファンには絶好の撮影スポットとして有名らしい。橋の北品川駅側にある踏切の外から撮るのが常識だが、上り電車が通過して踏切が開いた直後に線路に出ると、橋をゆっくりと渡る電車の後ろ姿を撮ることができる。大人げないかな?

ところで、2016年公開の「シン・ゴジラ」のゴジラの身長は118.5m。京王品川ビルを見下ろすようにして八ツ山橋付近を歩く姿が映画に登場する。そのシーンの後に海に戻り、鎌倉に再上陸した際に「身長が(前回の)2倍近くになっています」というセリフがあるが…、あれ?計算が合わないよ。