2018年3月17日(土)

メガネ岩

東京都三宅村阿古 今崎海岸

メガネ岩

昔々、海外の人が日本人をイメージする姿として、「メガネをかけて首からカメラをぶら下げている」キャラクターが漫画などに描かれていた時代があった。これに「出っ歯」という要素が加わることもあったようだ。

三本岳

今でもそういうイメージがあるのかどうかわからないが、日本人とメガネの縁は昔から深いものがあったのかもしれない。メガネ橋やメガネ岩など、穴が開いて向こう側が見通せるものにメガネの名前が付いているものをよく聞く。

石造のアーチ橋のなかにはアーチが一つだけだったり、三連以上になっていてもなぜかメガネ橋(眼鏡橋)という例もある。子供の頃夢中になった怪盗アルセーヌ・ルパンは片眼鏡をかけていたので、単アーチで眼鏡橋と言っても悪くはないが、海外でもこう言うのだろうか。気になるところだ。

三宅島のメガネ岩は、かつては正しく(?)両眼メガネだったのだが、1959年の台風(※)で片方のアーチが落ちて片メガネになっている。メガネ越しに見る夕日が美しいということなのだが、その時間帯にここにいることってわたしには難しいな。

※ 一部のパンフレットなどでは、1962年の噴火の際の地震で落ちたと書かれたものもあります。どっちかな。

(ジオスポットの説明板): メガネ岩 | 今崎海岸 || 単アーチでもめがね橋の例