王葬の碑
東京都三宅村神着304付近
島役所跡を見て今日の旅は終わり。さて宿へ戻ろうかと走っている途中で、夕日を浴びて輝いている石碑を見つけた。坂の途中にあったので、下り坂を駆け抜けた往路には気がつかなかった。
「王葬」と書かれた大きな碑の前に、三つの小さな石が並び、それぞれに榊(たぶん)が供えられている。
添えられた説明板には「おーほり」とフリガナが振ってある。島言葉なのだろう。八丈島でも聞いた徐福伝説に関係があるという。説明からは一人の武将の墓であるように読めるが、この造りは何を意味しているのだろう。3人の武将なのか、武将と3人の家来なのか。
碑の裏には「平成六年八月吉日有志建之」とある。碑が建つ前はどんな形で伝えられていたのか、ちょっと気になる。