2006年5月3日(水)

富士神社

東京都文京区本駒込5-7-20

参道左

高校時代に友人たちと旅行に行ったとき、「おまえは分かれ道があると必ず登る方に行く」と言われたことがある。当時は山岳部に所属していたので、無意識に山登りをしているという笑い話だった。

参道右

自転車は徒歩よりも坂を上るのが辛いのでそういうことはないと思っていたが、ふと気がつくと、富士塚とか古墳の上の神社などの高みに登っている自分を発見して苦笑いをすることがある。今日も計画してきたわけではないのに、もう二つ目の富士登山だ。

「駒込は一富士二鷹三茄子(なすび)」と言う江戸時代の川柳があるらしい。その富士がこの富士神社のことだという。拝殿へあがる急な階段の両脇には、講中の寄進した石碑がずらりと並んでいる。

“鷹”は、現在の都立駒込病院のところに幕府の鷹匠屋敷があったからで、近くの天祖神社の裏口にある石柱に鷹匠組の名前が見える。“茄子”は駒込の名産だったそうだ。

(説明板): 富士神社 | 駒込ナス(JA東京) | 天祖神社