2006年3月11日(土)

穴八幡神社

東京都新宿区西早稲田2-1-11

山門

中沢新一の「アースダイバー」(講談社)によれば、古墳などが集まった土地は太古から霊的な場所として開発されずに残されたために、近代になって、広い土地を必要とする大学に転用された例が多いという。早稲田大学もその例にもれず、周囲には今も水稲荷神社や穴八幡宮が鎮座している。「穴」八幡とはおかしな名前だが、「穴」は横穴古墳の跡だろうか。

流鏑馬

穴八幡の境内でJAの「江戸・東京の農業」解説板を見つけた。それによれば、周囲はミョウガの特産地であったらしい。物忘れのタネになるといわれるミョウガと、最高学府である大学の取り合わせは何ともおかしい。バカボンのパパの母校バカ田大学は早稲田大学の隣にあるということだが、これとミョウガは関係あるのだろうか?

夏になって暑い日が続くと、ミョウガを薬味にそうめんをずずっとやりたくなる。子供の頃、ばあさんが庭の隅から摘んできてきざんでくれた、ちょっぴり苦い大人の味が懐かしい。

(説明板): 高田馬場の流鏑馬 | 早稲田ミョウガ(JA東京)