2006年9月17日(日)

下高井戸八幡神社

東京都杉並区下高井戸4-39-3

八幡神社

神田川を走っていたら、お祭りのお囃子が聞こえてきた。下高井戸八幡神社では、今晩から明日にかけてお祭りがあるらしい。

神楽殿

出店などの準備が始まったばかりの境内には、待ちきれない町内の人たちがちょくちょくと顔を出していく。信仰の有る無しとは関係なく、お祭りの雰囲気は人の心を浮き立たせるものだ。

神楽殿の覆いが外されていて、舞台の背景に立派な松の絵が見えた。境内に建てられた説明板によれば、昭和の初めまで面芝居という神楽が奉納されていたが、今は廃れてしまったという。

舞台のぐるりには当時の宮司一家らしい古い写真や芝居絵、日露戦争の戦勝記念額などが飾られている。面芝居の終焉とともに神楽殿の中でひっそりと眠っていた時間が、現代の日を浴びてまぶしそうに目を細めているように見えた。

(説明板): 八幡神社 | 高井戸節成キュウリ(JA東京)