2006年10月21日(土)

多摩川河口(川崎側)

神奈川県川崎市川崎区殿町3-27

釣り人

「この先行き止まり」のサインの先で、本当に道は行き止まってぷっつりと切れる。その先に行く道はもちろん、海に広がる砂浜もここまでの走りを休めるポケットパークも、自転車を止めるところさえもない。

水準拠標

電車の終着駅の車止めのように、道を塞いで建っている小さな小屋の足下に、多摩川河口を示す水準拠標が埋められていた。

河口とは言っても、小屋の後ろの多摩運河の対岸にはまだ陸地がある。かつての海に浮島が作られ、黒々とした工場群がその上に広がっている。

海らしい潮騒はなくても、さすがに広い河口はここまでとは違う世界がこの先にあることを感じさせてくれる。手持ちぶさたではあるけれど、何となく立ち去りがたい想いで対岸に発着する飛行機を見ていた。

東京側の 0kmポスト