2006年10月21日(土)

川崎大師

神奈川県川崎市川崎区大師町4-48

八角五重塔

道順の関係で、仲見世から大山門をくぐって大本堂に至る表参道ではなく、脇の不動門から境内に入った。何かの縁日だろうか、にぎやかに屋台が出ている。

バザール

おもちゃ、焼きそば、お好み焼き。奥へ進んでいくと、不動堂の前には、鞄、財布、かご、下着、アクセサリー、果物などの日用品の店が出ていた。お祭りの屋台ではなく、日常のバザール。商店街やショッピングセンターがなかった昔、お寺や神社の境内は、こうして縁日ごとに市がたつ流通センターとなっていた。その頃のなごりが、ここにある。

工場が林立し、大型トラックがうなりをあげて走り回る鉄とコンクリートの町・川崎の真ん中で、ぽっかりとここだけ不思議なバリアに包まれて、昔ながらの村落の景色をとどめているかのようだった。

川崎市教育委員の説明板 | 種梨遺功碑