2001年9月1日(土)

二ヶ領用水久地円筒分水

神奈川県川崎市高津区久地341

円筒分水

二ヶ領用水には、国登録有形文化財に指定された珍しい施設がある。昭和16年(1941)に作られたこの施設は、円筒分水と呼ばれ、用水の水を各地に公平に分配するものだ。

用水路から各耕地へ水を分配するに際しては、その分量について水利争いがつきものだ。これを解消するため、ここでは円筒からあふれた水を耕地面積に比例して区切られた円周の幅で水量調整をして、各耕地の用水路へ分配するという画期的な方法をとっている。すなわち、直径16mの円筒の円周を4本の堀それぞれの灌漑面積に合わせて、川崎堀38.471m、六ヶ村堀2.702m、久地堀1.675m、根方堀7.415mに区切ってある。

設計者は、当時の神奈川県多摩川右岸農業水利改良事務所長であった平賀栄治。

国登録有形文化財の説明板 | 川崎歴史ガイド