2005年3月13日(日)

玉の湯

東京都杉並区西荻北3-32-3

玉の湯正面

わたしは東京生まれなので宮造りの銭湯を当たり前に見てきたが、これは東京に特徴的なものであるようだ。「銭湯の謎(町田忍・ビレッジブックス)」によれば、津村享右という宮大工が関東大震災の復興期に墨田区の銭湯を宮造りで建てたのが初めらしい。

玉の湯ヒーローカット

身近な温泉(スパ)として今また銭湯ブームだというけれど、ジェットバスや露天風呂を売りにしたものばかりで、宮造りで富士山のペンキ絵のあるものは文化財級になってしまった。江戸東京たてもの園には、映画「千と千尋の神隠し」のモデルになった子宝の湯が保存されていて、着衣のままで男湯も女湯も見ることができる。

荻窪界隈を走っていて、昔ながらの銭湯を見つけた。

二段になった千鳥破風と存在感のある唐破風が層をなし、懸魚には二羽の鶴が舞っている。昭和27年(1952)築だそうだ。

まだ営業前でのれんが掛かっていなかったのが残念だった。

(2010/5/3) 残念ながら、2009年5月末をもって廃業したそうです。

子宝の湯