布田天神社
東京都調布市調布ヶ丘1-8-1
調布に住んでいるからには、深大寺と布田天神社を紹介しないわけには行かない。延長5年(927)につくられた延喜式神明帳と言う書物にもその名が見えるという、多摩地区でも有数の古社だ。
布田天神社はかつて多摩川に近い今の古天神公園の所にあったが、文明年間(1469-87)の多摩川洪水の時にこの地に移ったという。
北条氏攻略のため小田原城に進軍した太閤豊臣秀吉が天正18年(1590)4月に軍勢の住民への不法行為を禁じた太閤の制札や200年以上前の狛犬など、貴重な歴史的資料が残されている。
調布駅北口から鬼太郎の暮らす天神通り商店街を通って、甲州街道北側の住宅街へ抜ける通り道に立地しており、通る人が皆神社に一礼していく。調布の人々の暮らしにその存在がしっかりと根付いているようだ。