小金井小次郎の碑
東京都小金井市中町4-11-10(西念寺)
小金井市は三宅島村と友好都市の関係にある。2000年6月の噴火、8月の全島民避難、その後今年2月に避難指示は解除されたものの、依然として苦労が続く島民の方々を支援する活動が友好協会を中心に行われている。
友好都市となった両市村の縁がちょっと変っている。それは、幕末の侠客、小金井小次郎が三宅島に流刑になった際、水不足に悩まされていた島民のために流人や江戸に残る子分たちを指揮して井戸や貯水池を作り、島民を助けたというものだ。
小次郎は、関東一円に3,000人の子分を擁した大親分で、清水の次郎長らとも交流があったという。
西念寺にある彼の墓所(明治14年(1881)没)には、山岡鉄舟の筆になる「小金井小次郎君追悼碑」がそびえている。