西ヶ原一里塚
東京都北区西ヶ原2-4-2地先
旧古河庭園から本郷通を飛鳥山公園方面へ歩いていくと、滝野川警察署の前にくすのきや松の木がこんもりと茂った大きな中央分離帯が現れる。さして交通量も多くない通りの、なぜここだけに分離帯があるのだろうか。
実は、これは都内で唯一原状を保って残された西ヶ原一里塚なのだ。道の北側には対になって小さな塚があり、それぞれに一里塚の目印である榎が植えられている。
この通りには、昔は路面電車(都電)が走っていた。その建設時(当時は市電)にこの塚と榎を撤去する計画があったが、渋沢栄一らが尽力して保存することになったという。左の写真中央に見える木標の左側には、このことを伝える碑が建てられている。
東京都の説明版 | 北区教育委員会の説明板 || 志村一里塚