2004年6月12日(土)

キユーピー

東京都調布市仙川町2-5

キユーピー

仙川にあるマヨネーズ工場のキューピーさんが、いつの間にか服を着てガラスケースに入っていた。はだかんぼうの赤ちゃんのようにかわいかったキューピーさんが、下着もつけずにうわっぱりだけを羽織ったちょっとお行儀の悪い小娘になって、まぁこれもおじさん的にはフムフムだけど…。

地元だからと言うわけでもないだろうが、わが家のマヨネーズはキユーピーだ。創業者の中島董一郎が国産初のマヨネーズを大正14年(1925)に発売して以来のトップメーカーに現在二位の味の素が昭和43年(1968)に参戦した時、それまで無かった星形の絞り出し口をかっこよく思ったものの、ちょっとこれまでよりしょっぱいような気がして好きにならなかった事を思いだす。あれからいろいろ研究がされていることと思うが、卵黄だけを使ったキユーピーに対して、味の素は卵白や水あめも使って差別化を図っていると聞く。

昭和43年は、レトルト食品の先駆けとなったボンカレーが発売された年でもあった。

「♪わかれたっていいじゃないの〜、わかれるって新鮮なんだもん」というセパレートタイプのドレッシングのCMソングを歌いながらドレッシングでレタスを食べるようになったり、洗髪にリンスを使い始めたのもその頃。世の中がそうだったのか、自分がそういうことを気にする年頃になったからだったのかはわからないが、大きな変化の年代だったなぁと思い出す。

※ 仙川工場は2011年2月末に操業を終了し、再開発に伴ってキユーピー人形も2013年8月に撤去されてしまいました。(2013/8/23)

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