品川通り・さるすべり
東京都調布市布田−国領町
珍しく長くて寒かった梅雨が明けたらしい。今日はどかんと暑い日になった。
品川通りの梨の売店も、ちらほらと店を開きだした。今年は短い夏になるのだろうか。
調布駅より東の品川通り沿いは、サルスベリが植えられている。木の幹がつるつるで猿も滑るからサルスベリという名は、子供の頃一番に覚えた木の名前だ。百日紅と書くように赤紫の花が夏らしくていいが、白いのもさわやかで悪くない。
品川道にサルスベリが咲き始めると夏、そして梨の売店が店を開くともう秋の気配が近づいてくる。季節の野菜が実る畑や野の花の咲く景色が少なくなった今、品川道にはまだ少しだけ季節を感じるよすがが残っている。