松陰神社
東京都世田谷区若林4-35-1
高杉晋作や伊藤博文など明治維新を推進した多くの人々を輩出した松下村塾を主宰し、安政の大獄に倒れた吉田松陰を祀る松陰神社が、豪徳寺から1Kmほど東に走ったところにある。
松陰は江戸伝馬町の獄中で刑死後小塚原回向院に葬られたが、門下生により文久3年(1963)にこの地に改装された。明治15年(1882)には墓地に隣接して社が建てられ、松陰神社として祀られるようになった。
境内には旧藩主毛利元昭公や山県有朋らから奉献された32基の燈籠が建ち、松下村塾を模した家も建てられている。隣接して第11、13、15代総理大臣を務めた桂太郎の墓所があり、一帯はさながら明治新政府にとっての聖地であるかのようだ。
門前に時間が止まったかのような洋品店があった。アーチのかかったショーウィンドウが楽しくて、松陰神社の写真の代りに掲載することにした。
(2012/11/10) 10年ぶりに再訪してみると、残念ながら洋品店は無くなっていました