2004年12月23日(木)

小覚交番

東京都狛江市東野川 2-20-14

小覚交番

忘年会のシーズンだ。昔ほど悪酔いしている人を見なくなったような気がするが、今でも「トラ箱」にお世話になる人はいるのだろうか。

モチノキ

三鷹には鳥かごのような形をした上連雀交番があるが、狛江の小覚交番(警視庁調布警察署)はそれをモダンにした感じ。ハイクラスのトラ箱(?)という雰囲気だ。

ところで交番の名前になっている「小覚」は、この辺りの旧町名「小足立」「覚東」の頭文字を取って命名されたものだ。覚東はバス停に、小足立のほうは野川に架かる橋に、わずかにその名を留めている。

交番の近くには、わずかだが右の写真のような感じのいい景色が残っている。

子どもの頃、住んでいた「下布田」が今の「国領○丁目」に変更されることになった時、小学校のクラスで耳の早いヤツが「俺んち「丁目」になるんだぜ。」と吹聴し、羨ましがるわれわれに「引っ越して来いよ。」と得意げに言っていた事を思い出す。結局全員の家が新住所になり一件落着であった訳だが、当時の子どもたちには「丁目」という響きが、新しくて都会的なものとして憧れの対象となっていたのだ。

大人になって、「日本各地から歴史ある旧町名が消えていくのは残念だ。」という意見を聞き、それに賛同する自分を認めるたびに、あの友達の得意そうな顔とそれを羨ましがった自分を思い出して苦笑いをしてしまう。

上連雀交番