小金井水田跡の碑
東京都小金井市中町1-1
野川公園に西武線を挟んで隣接する武蔵野公園は、多磨霊園に続く雑木林とくじら山を中心にした原っぱがあまりにも無造作なので、都立公園とは思えないただの空き地のようだ。
でも、そんな感じがかえって好ましい。
雑木林の地下には、雨水が一度に野川に流れ込まないように貯水浸透施設がつくられている。
一方、野川の北側（左岸）は人工的に護岸工事がされ、増水時にその水を逃がして洪水を防ぐための調節池が作られているが、まだここに水が入るほどの大雨は降ったことがないようだ。護岸の上は格好のスケートボード場になっている。（本当は、スケートボード禁止）
工事の際にここから遺跡が出たという。古くから野川の水を利用した生活が営まれていたことがわかる。
はけの道沿いに建つ「小金井水田跡」の碑もそう言った暮らしの記憶の一つだ。