2003年7月20日(日)

すもも祭

東京都府中市宮町3-1(大國魂神社)

からす団扇

多摩地区の古民家を訪ねると土間の柱の上などにからすの団扇が飾ってあるのをよく見かける。子供の頃、親戚の家へ餅つきに行くと、この団扇で竈の火を熾していたのを思い出す。暗い土間と煤けた柱に黒いからすが似合っていた。

江戸の里神楽

大國魂神社で配られるものだということは知っていたが、我家には神社に詣でる習慣がなかったので手に入れることはなかった。闇夜のからすが描かれているので、くらやみ祭に関係があると今まで思ってきたのだが、実際は毎年7月20日のすもも祭の時だけに頒布されるものだった。この団扇で仰ぐといなごなどの害虫がたちまちに駆除されるという言い伝えから、五穀豊穣、悪疫防除、厄除けを願って玄関先などに飾ると良いとされている。

はじめて祭を訪れて、子供の頃の思い出を懐かしんでひとつ買い求めた。しっかりとした造りは昔ながらだが、少し小振りになったようだ。

境内にはすもも売りはもちろん、氷やおもちゃなどたくさんの出店がでて賑わっている。神楽殿では国と都の重要無形文化財に指定されている江戸の里神楽(山本頼信社中(東京都稲城市))が奉納されていた。