多摩川住宅給水塔
東京都調布市染地
今まで何とも思っていなかったけれど、駒沢へ行ってみた影響で給・配水塔に興味が湧いてきた。改めて周りを見回してみると様々な形の塔に出会う。多くはタンクを上部に捧げ持つような姿をしているが、多摩川住宅にあるものは、腰のくびれた塔の形をしており、よく見るとそれなりに見栄えがする。
駒沢や野方のような威厳を持った様式美はないけれど、かといっておざなりに一般的な造りにしたわけでもない。まだ多摩ニュータウンが計画される前の昭和39年(1964)に着工、43年に完成した当時としては最先端であった大型団地の矜持を持ったデザインといっては大袈裟だろうか。
多摩川のサイクリング道路を走っていると、調布と狛江の境に近いあたりで右の写真のように何本も見ることができる。
足下には必ず公園があるので、子供連れだったら是非寄ってみて欲しい。