浴恩館
東京都小金井市緑町3-2-37
小金井公園の南にある浴恩館は、武蔵野の深い雑木林の中に静かに建っている。
財団法人日本青年館によって、青年団の指導者養成所として昭和6年(1931)に建てられたもので、本館は、昭和3年(1928)に京都御所で行われた大嘗祭の神官更衣所の一部を移築したものだという。
今は小金井市の文化財センターになっているが、昭和8年から12年まで所長を務めた下村湖人が「次郎物語」を執筆した空林荘(講師宿舎)と併せて、市の史跡に指定されている。
※ 空林荘(右写真)は 平成25年(2013)2月23日火災により焼失しました